MPOBとの協議
2024年10月29日、MPOBにおいて、プロジェクトの成果および今後の展望について協議が行われました。特にパーム古木の農園からの持出しの可能性については、MPOBが実施している農園レベルでの研究成果は非常に重要であり、現段階では30%~50%を持出しても農園運営に大きな影響はないであろうというデータが発表されています。MPOBでは引き続き長期視点で研究を継続すること、そして今後もPost-SATREPSを見据えた協力関係の確認が行われました。
2024年10月29日、MPOBにおいて、プロジェクトの成果および今後の展望について協議が行われました。特にパーム古木の農園からの持出しの可能性については、MPOBが実施している農園レベルでの研究成果は非常に重要であり、現段階では30%~50%を持出しても農園運営に大きな影響はないであろうというデータが発表されています。MPOBでは引き続き長期視点で研究を継続すること、そして今後もPost-SATREPSを見据えた協力関係の確認が行われました。
2024年10月28日、プトラジャヤのABIにおいて、ABIからの招待に応じて、MOSTI、CRADLE、MRANTIが会議に参加しました。SATREPS OPTプロジェクトの成果活用やフードセキュリティの分野での今後の共同研究の可能性、省庁間の協力構築などについて議論が行われました。また、ABIの研究施設の見学ツアーも実施されました。
2024年10月26日、JIRCASとJICA本部メンバーはジョホールバル近くの住宅地への転用のため放棄された、オイルパーム農園を訪問し、オイルパーム古木の伐採現場を間近で見学する機会を得ました。現在、パーム古木は一般市場には流通していませんが、本SATREPSプロジェクトの成果を活用した社会実装の輪を広げ、持続可能な農園運営と経済発展につながることで、バイオマスの活用が定着する社会となることが期待されます。
2024年10月26日、タイ国のモンクット王工科大学(KMUTT)がクルアン・パイロットプラントを訪問しました。KMUTTは長くJIRCASとタイにおける研究のカウンターパート機関です。本プロジェクトの研究成果はマレーシアのみならずインドネシアやタイなど近隣諸国への横断的展開によりパーム産業の持続的発展に寄与することが望まれます。
2024年10月25日、国立バイオテクノロジー研究所(ABI)、マレーシア政府の科学技術イノベーション省(MOSTI)、Rhone Ma社がクルアン・パイロットプラントを訪問しました。プロジェクトの成果の報告と今後の展望を説明し、またプラントにてペレット製造工程を見学いただき、今後のポストSATREPSに向けた協力関係の可能性や方向性についての協議が行われました。
2024年10月25日、アジア開発銀行(ADB)、国際稲研究所(IRRI)、パキスタンのファイサラーバード農業大学がクルアン・パイロットプラントを訪問しました。プロジェクトの成果の報告と今後の展望を説明し、またプラントにてペレット製造工程を見学いただき、今後のポストSATREPSに向けた協力関係の可能性や方向性についての協議が行われました。
SATREPS OPT プロジェクトの日本側代表であるJIRCASのメンバー、JICA本部地球環境部、JICAマレーシア事務所より総勢10名で在マレーシア日本国大使館を表敬訪問し、狩俣公使はじめ関係者の皆様方へプロジェクトの成果および今後のポストSATREPSに関する計画などを報告いたしました。
2024年10月22日、第6回目のJCC会議をペナンで開催いたしました。今回の会議は2019年より開始したプロジェクトの最後のJCC会議となり、オンラインとのハイブリッド形式で行われ約50名の参加がありました。日本側、マレーシア側の参画機関より課題ごとに社会実装を含む成果が発表され、プロジェクトで設定された目標を各課題でほぼ達成していることが確認されました。また今後のポストSATREPSに関わる計画も一部発表されました。
2024年10月22日の午前の部において、SATREPS OPTプロジェクト・セミナー“From SATREPS to Social Implementation – The First Step Towards Sustainable Palm Plantation Management and Palm Biomass Utilization” をペナンで開催いたしました。プロジェクト代表であるJIRCAS小杉先生、USMのスデッシュ先生による議長のもと、MPOBのMr. Zawawi、MSPOのMr. Tan、MBICのDato’ Leong、IOI PalmWood社のMr. Peterよりご講演をいただき、さらに活発なパネルディスカッションが行われました。
ペナンにてISBP2024(The International Symposium on Biopolymers)が2024年10月20日から23日まで開催され、SATREPS OPTプロジェクトの展示ブースを出展しました。 開催期間中、多くの関係者の方々にプロジェクトの概要を説明し、またプロジェクト成果品であるパームバイオマスペレットや参画メンバーであるパナソニックのパーム廃材から製造された再生ボード(PALM LOOP)を実際に見学してもらうことができました。21日にはマレーシアの科学技術イノベーション省大臣のYB Tuan Chang Lih Kangにもブースへ訪問いただくことができました。