研究テーマ-2(アウトプット-2)
OPTの高付加価値製品製造技術の開発
研究テーマ-2は、OPT製品の普及と社会実装の加速を目指し、商業化に向けたプロセス開発研究と、開発したプロセスからの商業化を必要とする企業との連携を弊社クアンパイロット工場で推進することを目的としています。
また、試験研究として、研究テーマ-1の高糖度OPTからバイオプラスチックやタンパク質などの高付加価値製品を開発し、研究テーマ-4で行う持続可能性評価のための分析フレームワークにLCAデータを提供する予定である。
研究内容
OPTをパーム農園に放置せず積極的に取り出し、適正処理に経済的インセンティブを与える技術開発を行い、パーム産業の構造転換を促進することを目的とする。
研究テーマ-2で開発した技術やプロセスを導入する際のパーム産業全体の持続可能性を評価する。また、研究テーマ-4におけるLCA分析のためのデータ取得・データ提供の役割を果たす。さらに、持続可能で安価なOPT原料の集荷・調達システムの構築も重要な課題である。




今回開発した原料マルチングプロセスをサラワクのパーム工場に適用し、サラワクモデルの検証と並行して、OPT、OPF、EFB、MCF、POME複合処理モデルの収益拡大、温室効果ガス削減量の実証を行う予定です。そして、研究テーマ-4にデータを提供し、LCA分析結果に基づくビジネススキームを提示する。さらに、製造プロセスの普及のために、日本やマレーシアの政府関係者を対象としたKluang Pilot Plantの見学会やシンポジウムを開催するなど、積極的な広報活動を展開する予定である。